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↑ 第22爆撃航空団所属のKC-135A(62-3558)。1980年3月ネリス空軍基地で撮影したもの。1948年の冷戦さなかに創設された爆撃航空団で、1963年からKC-135Aを受領して1989年までA型を使っていた。その後1994年からエンジンを換装したKC-135Rと2019年からは、最新のKC-46Aを使用している航空団。
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↑ 同じく松野氏が1979年3月嘉手納基地で撮影されたKC-135A (57-1441。)これも伝統ある第92爆撃航空団所属の機体。この第92爆撃航空団(92th BW)は、第二次大戦後の1947年に創設された航空団ではあるが、当時の新鋭機B-29爆撃機の航空団として朝鮮戦争にも参加している。B-36、B-52と戦略爆撃機で冷戦を対応し、1994年にB-52を手放してAMCの傘下に入っている。2022年現在フェアチャイルド空軍基地をベースとしている。
Insignia of 92nd BW
↑ 松野氏が1979年3月嘉手納基地で撮影されたKC-135A(63-8035)。第2爆撃航空団の所属で2020年代でもルイジアナ州バークスディール空軍基地でB-52群を運用する航空団。もちろん1992年以降は、KC-135AをAMCに移管して、爆撃航空団自身が給油機持つ事はなくなったので、今はこのマークを付けたKC-135を見る事はない。
Insignia of 410th BW
Insignia of 2nd BW
Insignia of 22nd BW
↑ 1980年3月ネリスのレッドフラッグ演習中に舞い降りたKC-135A(59-1519)。私にとっては初めて撮れたANG(州空軍)の給油機だった。126th ARS所属で、この飛行隊は、1976年から1983年までA型を使用し、その後E型を使って1991年にR型に移行している。
↑ 続けて、第22爆撃航空団所属のKC-135A(63-8017)。1984年横田基地で撮影したもの。
↑ 第410爆撃航空団所属のKC-135A。410th BWは、第二次大戦中は、イギリスをベースにヨーロッパ戦線で戦った爆撃航空団であった。双発のA-20ハボック爆撃機を配備し、ジークフリード線への攻撃またバルジの戦いにも参加している。戦後は、1961年にKC-135A、1963年B-52Hを受領してK.I.ソイヤー空軍基地をベースに活動していた。ベトナム戦争中は、パイロットをグアムと沖縄に交代で派遣して、全体の作戦遂行に貢献している。部隊は、既に解散している。
↑  第42爆撃航空団所属のKC-135A。1941年太平洋戦争中に生まれガダルカナル島へも派遣された爆撃機部隊で、当時B25ミッチェル爆撃機で周辺の日本軍陣地や艦艇に対する攻撃を行ったとされる。戦後も爆撃航空団として1956年にB-52Cを受領してローリング空軍基地に配備されていた。1957年には、KC-135Aを受領してB-52の給油を開始している。ベトナム戦争後、KC-135Aの部隊は、世界各地での空中給油支援任務を行い、優秀な航空団として表彰を受けている。現在は、航空機を持たない基地管理の部隊としてマクスウェル空軍基地にいるそうだ。
↑ 第97爆撃航空団(97th BW)のKC-135A 。97th BWは、1972年までグアム島のアンダーセン空軍基地におりベトナム戦争ではラインバッカーⅡ作戦に参加、被撃墜により9名の乗員を失っている。1992年からAMCの傘下に入り、空中給油と輸送任務担当、2022年現在、KC-46AとC-17Aを配備されアルタス空軍基地を本拠地にして活動している。
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